iOS 14.5 でマスクを外さなくてもデバイスロック解除できるようになる
閑話休題
さてさて、遠からずリリースされる予定の iOS14.5 では、マスクを外さなくてもデバイスのロック解除ができるようになります。但し(はしご外しみたいで恐縮ですが)、「Apple Watch 持ってる人限定」という条件がつきます。もっと細かく言うと、以下の条件に合致した人のみがこの機能を使えるようになります。
- ARM64X 以降のアーキテクチャCPU搭載の iPhone (早い話が iPhone X 以降の機種)
- 上記デバイスとペアリングされている Apple Watch Series 3 以降の Apple Watch
- 残念ながら iPadOS は対応予定は無いようです。(Apple Watch とペアリングしませんからね)
皆さんお待ちかねの AirTags にも探すアプリが対応となります。探す用のタグという商品はさして珍しくありませんが、AirTags は毎日1回探しても1年以上バッテリー保つってなかなか今まで無かった感じが流石 Apple というところでしょうか。(今までのは下手すると1週間もバッテリー保たなかったり、切れてるのが分からないなど難点だらけでしたが AirTags はバッテリー切れも教えてくれるし言うことなしです)
新しいサブスクリプションサービスとして Podcasts+ や News+ も開始になりそうです。(多方面の Apple サービスで利用規約更新が行われることでしょう)
App Tracking Transparency によって、サードパーティAppが(勿論 Apple 製も)ユーザトラッキングすることをユーザによって禁止できるようになります。
その他、バッテリーの保ちが更に良くなったり、5G 体験が更に素晴らしいものになったり、デュアルSIM搭載デバイスでのデータ通信でも5Gが使えるとか、あれやらこれやら盛り沢山の機能追加が待っていますよ!
上記変更をうけて MDM 側にも制限が追加になります
- Apple Watch を使ったデバイスのロック解除を許可する
- 音声入力処理をローカルデバイスで実行を強制
- allowUnpairedExternalBootToRecovery が追加になります。(この機能なんのことやらよく分からないので、また判明した時点で記事を更新します。14.5 のデバイスにインストールしても無反応ですしね・・・消えるのかも)
また、Blacklist や Whitelist の単語を使わないポリシーに則って、forceWiFiWhitelisting キーは、forceWiFiToAllowedNetworksOnly に変更されます。(MDM によっては同じ設定項目が複数搭載される可能性もありますのでご注意ください)
というわけで AirTags は欲しいと感じた物忘れ激しくなりつつある小生ですが、来る iOS 14.5 に対応するMDM制限について書いてみました。ではまた!