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iOS 8.1.3 と共に OSX Yosemite 10.10.2 がリリースされ Chrome 問題は解決 ('15/2/2 更新)

3/10/2015

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*2015/2/2 更新

iOS 8.1.3 だが、iPad でマルチタッチのジェスチャーが効かない不具合、FaceTime に接続できない不具合や、Spotlight 検索で app store の検索結果が表示されない不具合が解消されている他、膨大なストレージの空きを要求していた問題も改善されているらしい。しかし 8.1.2 のアップデートの時にもいたが、一部の人は突然 iOS デバイスが Recovery Mode になってしまって、泣く泣くデバイスの中身を全部消してリカバリー(バックアップすら無い人は初期化)してる方も何名か出ているので、ネットワークの良い環境で、時間があるときにアップデートされることをお勧めする。

さて、やっとこ OSX Yosemite 10.10.2 の正式なアップデートがリリースされた!
OSX Yosemite 10.10.1 でトラックパッドを触ると Google Chrome が Crash するというクラッシュ問題、Webページのロードがどんどん遅くなる問題というのも解消された筈だ。(万歳)
Wi-Fi 接続の問題や Bluetooth オーディオ接続の問題も改善されてるということだ。

しかし、まだまだ Yosemite はメールや TimeMachine に問題があったりと忙しい。特にメールは smtp 処理に問題があってなかなか難儀なバグである。(何故か gmail の処理に問題があったり、Chrome がクラッシュしたりと Google に関連したバグが多いような気も・・・)

春先に Apple Watch も発売になるということなので、それまでには更なる安定化をはかって欲しいと望むばかり。

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iPad はセキュリティが高いが、運用ルールも大切

3/10/2015

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iOS はセキュリティが高いからこそ、しっかりと運用ルールを作成すべきである

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iPadのセキュリティを気にされてる方が思いの外多いようなので、今日はそれについて少し書いてみようと思う。

セキュリティという言葉は日本語で言うと「保安」であり、「保安」は「犯罪や事故などを防止するための措置」を言う。

iPad においても同じことで、安全を保つために必要な対策を講じるべきコンピュータセキュリティの項目はとても多い。
  • 代表的なところだと情報漏洩(流出)とウィルス(スパイウエアやマルウエアも同様)がある。ウィルスがもたらす脅威も多くは「感染」と「情報漏洩」である。
  • 情報漏洩(流出)には人為的なミス(過失)や故意や盗聴・盗難等あるが、もたらす被害は同じ大きさの被害が生じる。
  • デバイスの紛失や車上荒らし等の盗難に遭うかもしれない。
  • 不正な WI-FI アクセスポイントの利用による盗聴に遭うかもしれない。
  • 総当たり攻撃や辞書攻撃などによるハッキング(パスワードクラッキング)もそうだ。
  • 本人になりすまされる脅威もある。
  • サービス停止や侵入の脅威をもたらすネットワーク的な脆弱性を対象にしたポートスキャンや DoS 攻撃もある。
  • ユーザーの心理操作によるフィッシング詐欺やワンクリック詐欺の被害も後を絶たない。
  • 何かの誤操作で正当な高額請求が来るかもしれない。
  • 実は労基違反が堂々と行われていて後から大変な騒ぎになるかもしれない。

バッグを置いて時刻表を見てたら置き引きに遭ったり、バス停でスマフォを見てたらひったくりに遭ったり、金ぴかの時計をして、オシャレな格好でダウンタウンを歩いていて強盗に遭っても、「そりゃやられますわな」と言われる事、海外では適切な措置を講じてなかった貴方も悪いと判定されること同様に、iPad のセキュリティに関しては日本でも同様である。

セキュリティの脅威とは「資産の消失」そのものである。現実社会では免許証を紛失すればそれで借金されてしまうような脅威が生じるし、家の鍵をドアマットの下に置いておけば泥棒に入られるリスクが高まるのと同様、iPad に関するセキュリティ脅威においても、パスワードを付箋紙に書いて貼っておくこと然り、デバイスをロックしないで離席すること然り、背後や脇からパスワードを盗み見されているかもしれないことに無頓着なの然り、安易な情報のシェアやRTや写真の投稿が犯罪に荷担してることもあるかもしれないし、資産の消失が起きた場合、その被害額を想定することは現実社会よりもかなり困難を極めるだろう。gmail のパスワードが漏れただけかもしれないし、無害な blog の ID/パスワードが漏れただけかもしれないし、もしかすると、オンラインバンキングのIDやパスワードや、クレジットカード情報、墓場まで持って行くはずだったプライバシーまで漏れてるかもしれず、その被害は何も起きなければラッキーというギャンブルの世界に突入してしまうだろう。

このようにならないためには日々の運用そのものをキチンとルールを決めて運用するしかないのである。システムで防御できるリスクは簡単だ。最も厄介なのは人手が絡む運用なのだ。どれだけ複製が困難だという高価なドアロックを付けたところで、ドアマットの下に合い鍵が置いてあったり、パスワードが推測しやすいものになってれば同じである。家族3人ならそんなことは絶対しちゃダメだと言えば済むが、年齢や性別もばらばらの何十人、何百人、何千人という規模の企業ではそうはいかない。企業におけるデジタル資産の消失は、企業の存続を危険にさらしかねない被害が生じると考えるべきである。

そのためには、システムの側面、運用の側面の両面から手立てをすることがとても重要なのである。
運用規程を作成し、規程を定めた後はその運用が正しく行われていることを定期的に監査し、また実態と乖離が生じないように修正を繰り返す必要があるのである。

もし、スマートフォンやタブレットやノートPC含めたモバイル機器の運用規程がまだ無いという企業様、是非ご相談ください。
運用規程作成に関するお問い合わせはこちらまで
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iPad Air 2 と iOS 8 セキュリティ

10/17/2014

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iPad Air2 登場!今までの機種との違いは?iOS8 セキュリティも検証する

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iPad 4世代、iPad Air , iPad Air 2
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iPad 4世代、iPad Air , iPad Air 2
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iPad 4世代と iPad Air の厚み差
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iPad Air と iPad Air 2 の厚み差
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右側が Touch ID ホームボタン
10月24日に発売となった iPad Air 2 のレビューと併せて、iOS 8 で追加されたセキュリティについても書きたい。
パッと見の印象は Air とさほど変わらない。というか違いを見つける方が難しいくらいの差だ。Air との差をスペックで書くと、
・厚みが 1.4mm 薄くなって 6.1mm になり、重量が30g軽くなった。
・チップセットが A7 から A8X にアップグレードした。
・三層構造だったディスプレイが一層のフルミラネーションディスプレイになった。タッチのスムースさと画面のクリアさが売りらしいが、すぐにそれと判るほどの差はないかもしれない。むしろこのディスプレイによってさらなる厚みを減らせたということが大きい。
・指紋センサーと気圧センサーの2つ追加された。(iPhone 5sから搭載されている指紋を使った Touch ID と iPhone 6 から追加になった高低差を測るセンサ)指紋センサーはやはりあれば楽である。現時点ではロック解除や、コンテンツの購入の認証にしか使えないが、API も公開された今クラウドサービスなどのユーザー認証に1日も早く使えるようになってくれることを期待したい。
・カメラが iPhone と同じ 800万画素になってバーストモードとスローモーションビデオ撮影ができるようになった。
・WiFi が 802.11ac に対応し理論値ではパフォーマンスが最大2.8倍速くなった。
・iPad Air 2の対応バンド が Band 1/2/3/4/5/7/8/13/17/18/19/20/25/26/28/29/38/39/40/41 と大幅に増え、話題のキャリアアグリゲーションや、WiMax & WiMax2 への対応、AXGP への対応などが理論上は可能となった。
・カラーラインナップとしてゴールドが追加になった。41バンドの対応とともに中国を意識したカラーバリエーションなのだろうか。
・バッテリー容量は減り、スペックは各種アップしたが利用効率を上げたことで連続使用可能時間が iPad Air と同じ10時間となっている。

数字から見る A8X チップと M8 コプロセッサ能力

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iPad Air A7 チップと M7コプロセッサ
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Pad Air 2 の A8X チップと M8 コプロセッサ
スペックの差違を見ると、既に iPhone 6 で一通り対応しているものばかりなのであまり目新しさはないように感じるが、数字面からの差違を見てみると、
・CPU 速度とメモリアクセスはほぼ2倍。
・ディスクのアクセス速度は4.47倍。
・描画速度は 2.4倍。
・浮動小数点演算速度が2.4倍。
・データ暗号化やデータ圧縮速度が1.7倍。
と、直接ユーザ体験に影響する速度を中心に大幅なパフォーマンス向上が図られてるのが判る。実際に Keynote などを編集してみると、その差は歴然である。ユーザビリティにおいても、Touch ID の採用や、フルミラネーションディスプレイの採用によって向上が計られている。

企業で使う iPad としてはどうだろうか?

企業で使う iPad としては残念ながら未だ iPad Air で十分だ。勿論、速いに超したことはないし、軽いに超したこともないのだが、Touch ID の採用やカメラスペックの向上がどれだけ企業での利用に貢献するか?というと、コストアップしてまで選択する必要はまだ無いと考える。但し、iOS 8 になって Touch ID の API が開発者に公開されたことで、今後クラウドサービスのユーザー認証などに指紋認証が採用される可能性はグンと高くなった。企業がもっとも心配するのは、情報漏洩や、なりすましによる情報リスクの高まりであるから、デバイスの認証とともに、本人認証においてもより真正性が高くなるのであれば、iPad Air 2 を採用することは効率性をあげるとともに、最高のセキュリティをもたらしてくれるようになる可能性はかなり高い。

iOS 8 のセキュリティは?

iOS はバージョンアップでどんどん進化し、それと同時にデータ利用の利便性も上げるような機能追加が随所になされている。今回のアップデートの中でもあまりまだ受け入れられていないが Continuity という概念がある。その名の通り連続性や継続性を意識した機能で、MacOS X Yosemite とのシームレスな連携や、他 iOS デバイスとのシームレスな連携に加えて、iOS 内でのアプリケーションの切り替えを大幅に減らすことができるようになったドキュメントピッカーの拡張や通知センターの拡張がそれに当たる。iPad で撮影した写真や動画はアプリを切り替えることなく他のアプリで編集ができ、iPhone を持っていたら手元の iPad や Mac で電話を受けたり電話をかけたりでき、AirDrop では Mac と iOS デバイス間でのデータ転送もサポートされた。Handoff という機能では iPad で書きかけのメールを Mac で続きから編集してメールを送信したり、書きかけのプレゼンテーション資料を別なデバイスで続けて編集するなどもできるようになった。しかし便利になったことは逆に言えばセキュリティ的な対策を講じることが増えたとも言える。


iOS 8 から iOS デバイスのエンタープライズ管理機能はよりアップグレードされ、さらに安全に効率化を図れるようになった。上記の Continuity のアクセス制御は勿論のこと、Web URL フィルターに外部のサービスを指定できるようになったり、デバイスの初期化の可否や、ローカルでの機能制限編集のアクセス制御、メール暗号化をメッセージ単位に行えるようになったり、また最も重要な概念としてマネージドドメインというものが追加になった。


この Managed Domain は、Managed Account 、Managed Appsに続くもので、サードパーティの MDM で対応することによって設定できるようになるセキュリティ項目である。iOS 標準のメール及び、Webブラウザの Safari でのドキュメントの Open in 制御を行うことができるようになるものだ。まだまだ対応している MDM 製品は少ないが、これは今後必須のセキュリティ設定項目になっていくものと思われる。
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iOS 8 の新機能「使わないと損な機能」

9/22/2014

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iOS 8 からの「使わなければ損する」便利な機能

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色々物議を醸している iOS 8 ですが、ユーザビリティの良さを自負する Apple だけあって、なんだかんだと物議を醸しても暫くするとそれに慣れて前に戻れなくなるのがApple UI の凄さだ。

さて、今回も少し iOS 8 について書いてみよう。

Safari で写真がアップロードできない!

色んなところで写真が投稿できなくなった!と悲鳴を上げさせている iOS 8。1つはカメラロールの仕様が変わったことがあげられる。写真の管理はかなり仕様が変更になったためアプリが全然追い付けていないのだ。iCloud 仕様変更にまつわる部分も多いため、ローカルの仕様変更ならすぐに判明したのだろうが、いざ新しい iCloud になってみないと判らなかったというのもあるかもしれないが、何にしても色んなカメラアプリ、写真加工アプリ、SNSアプリで写真が投稿できなくなっているのが事実。早くアップデートされることを待ち望んでいる。そこに追い打ちをかけるように、Mobile Safari にもバグがあるようで、あちこちで Sfari から写真がアップロードできなくなったと悲鳴が上がっている。これは Google Chrome(ダウンロードはこちら) などで代用すれば問題なくアップロードは可能である。

テキストの読み上げ機能が想像以上に便利!

前回の投稿で iOS 8 はかなり素晴らしいユーザー体験をもたらすとお話しをしたが、実は今回ビジネスユースとしてはとんでもなく便利になったものがもう1つある。それはテキストの音声読み上げ機能なのだ。上に掲載した図は iOS 7 でのテキストの音声読み上げ機能を起動するまでの手順である。実に煩雑!
では、iOS 8 ではどうなったか?何とワンアクションで読み上げを開始できるようになったのだ。
読み上げたいテキスト(例ではメール)が表示されている状態で、2本指で画面上部から下にスワイプすればいいだけである。これで読み上げがあっという間に開始されるのだ。上部に表示された読み上げプレーヤーでは読み上げの速度変更も可能だ。このワンタッチ読み上げ機能を使うための設定は下記の通り。簡単なので是非試してみていただきたい。
「一般」>「設定」>「アクセシビリティ」の中にある「スピーチ」を選択。その中にある「画面の読み上げ」をONにするだけ。

appスイッチャーから連絡先を消す

何故、アプリの切り替え画面に連絡先を表示しようと思ったのか、この仕様を考えた不明なのだが、ホームボタンを2度押すとアプリの切り替え・終了画面が表示され、そこによく使う連絡先や、履歴が表示されるようになった。きっと嬉しい人もいるのだろうが、かなり鬱陶しいという人も多いと思うので消し方を最後に書いておく。「設定」>「メール/連絡先/カレンダー」の中の中段「連絡先」の「Appスイッチャーに表示」を選択して、「電話のよく使う項目」と「履歴」の両方をOFFにすればOKだ。

というわけで、iOS 8 新機能、第三弾もお楽しみに!
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iPad のバックアップは iCloud に取ろう

9/11/2014

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iOS 8 の発表と同時に密かに iCloud の重要なアップデートが表明された。勿論、iCloud だけではなく、iOS 8 では、エンタープライズ向けの機能も大幅に強化・拡張されているのだが、今回は iCloud について書こう。
特筆すべきなのは、今までの無料5G、有料 50G プラスで年額10,000円というプランから、大幅にユーザーが利用しやすいプランに値下げされたこと、iCloud Drive という DropBox や BOX 同様に、あらゆるファイルを保存できるオンラインストレージに戻ったということ。さらに、フォトストリームで二重に容量を圧迫していた方式も改善され、デバイスのストレージにも、iCloud にも優しい設計に変更されたことや、iCloud 上のフォルダーの中に Keynote や Pages など iCloud を利用するフォルダーが表示され、iTunes やそのアプリを介さずともファイルの出し入れが可能になったことなどが挙げられる。
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既に iCloud の 50G プランを利用している人には、200G プランへの自動アップグレードと、プランの差額と登録期間の残り月数に応じた金額が返還される。

 さて、ここまでしてもらったら、私は以前から推奨している iOS デバイスのバックアップは iCloud に取るべきだという話しを、再度声を大にして言いたい。

 何故 iOS デバイスのバックアップを iOS に取るべきなのか?それにはちゃんとワケがある。ビューワーとしての iPad や iPhone だったものは、今はデータを生成する中枢になりつつある。そこで生み出されるデータは個人にとっても会社にとっても、とても重要な資産である。現状の iTunes のバックアップポリシーというのは、設定情報、アプリケーションのバイナリ、メディアコンテンツ(写真、動画、音楽、ボイスデータ)のバイナリ、iTunes 可視エリアに保存されたデータが主なバックアップ対象であった。つまり iTunes の app タブのアプリケーション保存データとして見えないデータはバックアップされないというポリシーなので、Keynote や Pages や Numbers などのデータはファイルを iTunes 用のエリアに手動で保存しないとバックアップされなかったし、そこに保存されない  LINE のチャット履歴やゲームの保存データは消滅という憂き目に遭う。

 一方、iCloud へのバックアップは、設定情報、アプリケーション情報(バイナリはバックアップされない)、音楽のインデックス情報(音楽データはバックアップされない)、その他重要なコンテンツ(アプリケーションデータ、写真、動画、ボイスデータ)が保存される。待避されるデータは圧倒的に iCloud の方が多くリカバリした時の復元率も高い。(因みに iCloud からリカバリを行うと、アプリケーション情報を基にアプリケーションが再ダウンロードされた後に、データが復元されるような戻り方をする。)

 これを推し進めていくと、写真や動画は全て iCloud に保存され、二重にアルバム容量を食うことなく、誰とでもシェアすることが簡単にできるようになり、あらゆるアプリの重要なデータは iCloud に自動的に保存されるようになり、不意のデバイス事故にも十分な備えができるようになる。加えて、音楽データも iTunes Match に置いてしまえば、あらゆるデータは iCloud を中心にいつでもどこからでも取り出せるようになり、ユーザーはウハウハ、アップルもウハウハという構図ができあがるわけ。


 それが良いのかどうかはわからないが、今後ウェアラブルデバイス、スマートフォン、ファブレット、タブレット、何でも構わないが家族も含めた多くのデバイスのデータ全てを、自宅のPCに集中させるというデータ管理モデルが破綻していることも事実なのだ。
お金を床下の壺に隠すか、銀行に預けるかみたいな話しではあるが、皆さんはどうお考えになるでしょう?
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ベネッセ情報漏洩に見る安全神話の崩壊

7/25/2014

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ベネッセ情報漏洩は社内インフラの安全神話崩壊の序章である

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かれこれ18年も前のことだが、セキュリティ関連の仕事をしていた時のこと。

金融データや、国家機関のデータを預かってもらう、オーストラリアのデーターセンターはこんな運用をやっていた。

データセンターはそこがデータセンターとは一見してわからないような民家風デザインの戸建てになっているが、よく見ればあちこちに監視カメラやパトライトが付いていて、妙な建物だなという雰囲気である。

データセンターは入り口から見て、五重の入れ子構造になっていて、各レイヤーと呼ばれる部屋は完全にコンクリートで囲まれた密室になっている。

この五重のレイヤーを遮るコンクリートの壁には、コンクリートを破壊されても入室できないように鋼鉄のメッシュが埋め込まれ、床下にも、天井裏にも、屋上にも赤外線センサーが飛び交っていてる。

各レイヤーに入るためのドアは分厚い鋼鉄製で電子ロックで守られ、1人の認証につき1人しか入れない。全てのドアには異なる認証装置が装備され、IDカード認証、静脈認証、指紋認証、虹彩認証、声紋認証などのバイオメトリクス認証が必要な上に、入室時と退室時の重量差異を計測する機構が全てのドアの両側に備えてあり、絶対に死角をつくらないカメラがあっちこっちにぶら下がっているという具合。もし火事が起きたら人は死ぬがマシンは壊れないというガスが噴射されて火は瞬時に消える。

このようなファシリティ面の耐性装備は、東京電力のデータセンターが「原爆が落ちても壊れない(人は死ぬが)」と豪語していたのと同じで、一見パラノイア的な装備だが、実はあって当然という装備ばかりである。

問題は設備に対してどのようなオペレーションをしているか?である。

まずポリシーとして一度運び込んだサーバーからデータは抜き出せないという厳格なポリシーがある。もしデータを抜き出したければ、データセンターからそのサーバーを撤去してデータを抜き出すしかない。

ラックは最も奥まったレイヤーに設置され、そのラックに向かって作業をする場合には、システム管理者であろうとも、身分証明できるIDとともに申請・記録し、ポケット内のものを全て預けさせられ、事前に作業手順書をデータセンター管理者に渡し、その作業手順書に沿って、1人の作業者に対してデータセンター側の監視役が2名付き添った上でオペレーションをさせられる。監視役が1人じゃダメな理由は、作業者と内通することを防ぐためである。作業者1人に対して2人が背後でずっとやっている作業を監視していて、作業手順書と異なる不審なオペレーションがあればすぐさま今何をやったのかと確認される。

ここまでやっているデーターセンターでさえ、常に想定外を考え(それはもうちょっとパラノイア的と言ってもいい程)対策をし常に新しい脅威に備えている。

ベネッセが2000万件以上にのぼろうかという個人情報を流出させた事件は、自社のサーバーに対する安全神話の崩壊を示唆している。(似たような事件は以前 docomo も YAHOO! も起こしたことがあるのに!)

内閣官房情報セキュリティセンターの「サイバーセキュリティ政策に係る年次報告(2013年度)」によれば、一般企業における情報セキュリティ管理者からの社内不正アクセスの届け出件数は2012年から2013年にかけて2.5倍と凄まじい増加をしている。

多くの理由は「不正に経済的利益を得るためが顕著であるが、顧客データの収集等、情報を不正に入手する」とされる。リスクを事前に把握しておくことは、無駄なことではなく、知らなかったでは済まされない想定外に備えることである。

社内のサーバーが安全だと胸を張るには、強固なファシリティ面の設備だけではなく、安全な運用、定期的な監査と改善が行われていなければならない。どれだけデータセンターが頑丈だろうが関係なく、直接サーバーに触れられるような環境なのであれば、「絶対に安全な人」が存在し得ないという想定で、上記のように作業者に監視者をつけるなどのオペレーションはもはや必須である。(18年前でも必須だった)原爆が落ちても大丈夫なデータセンターであろうが、そこに入ってUSBメモリにデータを抜き出せる環境は、あまりにもセキュリティを軽視し過ぎであるだけではなく、そこにデータを預ける企業の倫理観を問われる問題なのだ。

私はもっとクラウドは観直されるべきであると思う。勿論、安かろう悪かろうの、データが消失しても保証されないようなSLAしか持ち合わせないクラウドは論外だが!)

作業者が直接サーバーに向かい合えないことはセキュリティを確保する上では重要だし、クラウド運営企業は、いくつもの厳しい監査を受けてドキュメント化や、オペレーションを何重にも管理できる仕組みを持っているし、何よりもどんなデータを入れようが出そうが、ネットワークを経由する以上、想定外なオペレーションはリアルタイムに補足できるからである。

企業は iPad などの導入とともにクラウドに向き合わざるを得なくなってきている。クラウドは危険だという風潮は見直されるべきである。企業のデータは外部からのサイバー攻撃だけではなく、社内からの脅威にも晒されている。そう考え、もう一度クラウドを見直し、そこで安全にデータを活用し企業力を高めることに向き合う方が健全である。

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ビジネスの勝者はオンラインデータを活用した者に

6/27/2014

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ビジネスの勝者はクラウドを活用した者にもたらされる

蒸し暑い日が続く中、ネット世界では、オンラインストレージが熱い状況が続いております。
BOX は無料で 10G 使えるオンラインストレージを iOS アプリインストールすれば 50G にアップグレードすることを発表し、amazon が fire phone を発売すればそこで使えるストレージを無制限にすると発表しました。Microsoftは OneDrive の無料アカウントで使える容量を 15G に増やすと同時に、全ての Office365 有料アカウントユーザーにもれなく 1T のストレージを使えるようにすると発表。そして Google はと言えば、今年の3月に月額1000円で 1T のストレージが使える有料オプションを発表したと思ったら、本日には月額 1200円で容量無制限(1つのファイル容量制限が 5T )という驚くべきオンラインストレージサービス Google Drive for Works を発表したという次第。
そんな中、Apple 社の iCloud は遅ればせながら iCLoud Drive という何でも保存できるオンラインストレージを開始する旨を WWDC で発表しましたが、無料アカウントでは 5G までしか使えず、 50G で年額1万円と少々お高いイメージが残ったままです。
情報を溜め込むのは今までは Google の十八番でした。これからはビッグデータというゴールを目指して誰も彼もがデータの所有者としての勝者を目指すようになってきています。Internet of Things 、あらゆるものがインターネットに繋がり、あらゆるモノがデータを生み出し、それは蓄積され、ビッグデータとして解析、二次利用、三次利用されていく時代になりました。車の自動運転はビッグデータなくしてはあり得ません。健康管理もビッグデータがあるからこそ日々のデータを溜め込む意義があるのです。データがどんどん溜め込まれていけば、そのうちある程度の病気予測や診断がスマートフォンで出来てしまう時代になるでしょう。
一方ではデータを預ける人にも、それらがどう使われるかを考えないとならない時代になってきています。
ジェニファー・ゴルベック氏が TED で語ったことによれば、facebook でカーリーフライの写真に「いいね」をするだけで、貴方は何歳くらいで性別は何で、どんな職業の人か、どんな宗教的または政治的傾向があるか、どんな性格なのか、攻撃的なのか保守的なのか、友人関係にはどんな職種・肩書きの人が多いか等、多くのことが正確に推測できることに成功していることを明かしました。我々は共感メディアと呼ばれる SNS を使うだけで、実は重要なデータを「預けて」いるのだということです。
ウェラブル、SNS、コネクテッド製品、クラウドサービス、いろんなモノがインターネットに繋がり、データを生み出し続けていく中、ビジネスにおいてもデータを蓄積していくことが重要になる日が近づいています。我々はどのように日々のビジネスの中からデータを生み出し、どういう方法で、それをどこに蓄積し、それを管理し、それを活用していくか、本腰を入れて考えないとならない時代になってきているのではないでしょうか。
そういう観点で iPad の活用を考えるのも1つの視点として重要になってきています。
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iTunes Match はウェアラブルに不可欠。しかし・・・

6/14/2014

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さて、以前国内でも iTunes Match が使えるようになって、わーいわーいという記事を書いたのですが、ここにはちょっとした落とし穴がありましたのでご報告しておきますw

日々増え続ける音楽ライブラリが、16,000曲を超えた頃、私はiPhoneに音楽を入れて持ち歩くということの限界を知りました。大体において聴きたくなる音楽はデバイスに入ってないもので、デバイスに入ってる音楽は聴かれないことが多かったりします。そこで慎重に選曲して容量とのバランスを取りながら同期したりしてると、ふと「これってカセットテープや、MD に好きな選曲のコンピレーション作ってた頃の手間と変わらないんじゃないの?」と、思ったりするわけです。さらに音楽をギリギリのバランスで入れたところに、写真をジャンジャカ撮影したりするとまた一杯になって、また音楽ライブラリの中身の整理が始まるという具合で・・・今や 128G というiPhoneの容量は、もはやあって無いが如しと言いたくなるほどなのです。通信速度の高速化とデータ容量の関係は指数関数的に増大しますから、今後のデータ通信の高速化にもはや耐えられるポータブルメディアなんて無いのだろうと思われます。

さらに、そこにウェラブル機器やコネクテット機器が台頭してくると、大容量のものをそこに入れるというのは最早発想としてナンセンスなわけなであります。コネクテット製品に至っては、例えば冷蔵庫を開けたり閉めたり中身を入れたり取り出したりする度にデータが溜まっていくでしょうし、車はブレーキ、アクセル、ギア変速、ステアリング回転、窓やドアの開け閉め、ライトの点灯消灯、車体の傾斜、急発進、急停車、急転回など、あらゆる動作でデータが溜まっていくでしょう。このあらゆるところから生まれるデータを処理するのがビッグデータですが、さて、そのデータはどこに溜めればいいのでしょうか?


「デバイスは小型化しながらデータを大容量化する。」

これはメモリ電卓の頃から Personal Computer の歴史に至ってずっと繰り返されてきたジレンマなのです。これが解決できない限り、iWatch とかウェラブルデバイスなんて夢だよねって思いながら、iCloud の Documents in the Cloud やら、Photo Stream やら、iTunes Match はそれらを解決する重要なテクノロジーになるだろうと考えていました。(解決されない問題もまだありますが)
speed test ew
閑話休題、

そんなこんなで、人生の半分をホテル暮らししている身では音楽体験は本当に重要なことで、 iTunes Match が使えると聞くや狂喜乱舞してすぐさま申し込んで、何日もかけて、音楽ライブラリのクラウド化に成功したというわけなのです。iTunes Match では Genuus mix が一々選曲しなくてもジャンル別に素敵なミックスを作ってくれるしで、正に楽園の如き音楽体験!と思っていたらそこに落とし穴があったのです。

ドコモ、KDDI、ソフトバンクがやる通信規制のことです。本当に一瞬、何が起こった?!と焦って仕方ないのですよね。

各キャリアの通信規制は通信総量が 7G を超えると月末まで通信速度が 128Kbps に制限されるというものですが、ソフトバンクにだけ3日間に 1G という制限があり、これを食らうとまさにKO状態、普通の Web の閲覧さえ困難なほどの通信速度に制限され、iPhoneやiPadが通信機器として全く利用不可能になるという凄まじいまでの規制がかかります。

そうなのです、iTunes Match でホテルで仕事しながら何時間も iTunes Match を使っていると、実は凄まじいまでにデータ通信が裏で行われていて、知らない間にこの通信規制を食らってしまうというわけなのです。当然のことながら、海外でのローミングなども要注意。海外のホテルで寂しさ紛らわしにローミング状態で一晩中音楽でもかけてようものなら、「パケ死」すること間違いなしであります(笑)

皆さんも「ソフトバンクの規制死」にならないよう、iTunes Match を愉しまれるようご注意ください。こんな風になってみて、やはりデータ通信の料金は、定額制から docomo が始めたようなパケットシェア型の容量課金に戻っていくのかな?と感じた夏の夜であります。
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    ソフトブレーン・インテグレーション株式会社
    代表取締役
    柴崎忠生
    ビジネス・インキュベーター
    セキュリティ・コンサルタント
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