企業での iPad 導入基礎講座「新しい道の探し方」
最大の原因は、新しい恋人に、古い恋人の良さを求めてしまうことです。
iPad はPCではありません。PCはiPadではありません。iPadはスマートフォンではありません。
これらは全く位置づけとしては別なものとしてスタートしないと、いつまでたっても話しが堂々巡りしてしまうのです。
例えば、PCは持ち出し禁止になって久しいという会社さまがあられます。
外出先で仕事を効率化しようというモビリティに関する取り組みが始まります。
外で使うのは iPhone なのか Android なのか iPad なのか他のタブレットなのか検討します。
そもそも外で何やりたいのという話しになります。
ユーザーは新しいデバイスでどんな働き方ができるのか知りませんから、PCでやってたことを回答します。
メールだ、スケジュールだ、エクセルだ、パワポだ、基幹システムだという話しになってくるとPCが一番適してるんじゃないの?となってきます。(元カノ、元カレがやっぱり良かった?)
システム部門も新しい管理基盤など用意したくないので、じゃぁ Windows のスレートPC(タブレット)にしたらどう?という話しになります。
待てよ、当社はPC持ち出し禁止だったわ。
で、終了です。この思考パターンはかなり多いパターンになっており、ここに陥ってしまった会社がそこから脱却するのは本当に難しくなってしまいます。
「そもそも何であの人と失敗したの?」(何でPCは外じゃダメになったのか)を忘れた議論は、新しい働き方を考えるベースになり得ません。
現在、世界中の大企業が「モビリティが企業の成長に最も欠かせないファクターである」という経営戦略をとっています。
皆様も、是非新しい働き方の形を考えてみてください。