暇なので共有iPad についてもう少し詳しく書いてみます
さてさて、ここのところ、共有iPad で色々遊ぶのが楽しくて仕方ありません。改めて色々とりまとめてみたので、共有 iPad についておさらいかねて書いていこうと思います。
共有 iPad 用に JamfPro 10.20.1 で追加になったもの
Prestage Enrollment
Settings > Volume Purchasing
Configuration Profile > Restriction
Remote Commands
「ユーザのログアウト」(Log Out User)というリモートコマンドが追加になっています。これはログイン中のユーザを強制的にログアウトするコマンドですね。
Inventory
Apple Business Manager
共有iPad の基本
ユーザのログインは管理対象Apple ID
前述した通り、ロックするたびに ABM の管理対象Apple ID のパスワードを入れないといけないため、パスワードの猶予時間の設定は必須な気がしています。(4時間は流石に長いですが)
iMessage と FaceTime が使えて便利
| ABM の説明では、デバイスに対してその管理対象 Apple ID が唯一のものであれば、その管理対象Apple ID を用いて iMessage や FaceTime が使えるとあります。 実際に試してみると、ちゃんと管理対象Apple ID 宛で iMessage や FaceTime が利用可能です。 これはなかなか便利ですね。 但し、ログアウトしているユーザに対して FaceTime をかけてもリングが鳴り続けるだけで、デバイス側に通知されたりはしませんのでご注意ください。 |
共有iPad のホーム画面
ユーザはアプリを削除したり、アプリの位置を変更したりできません。これができない理由は、共有 iPad はデフォルトでホーム画面レイアウトのペイロードが適用されているのと同じ状況になります。
左の図のホーム画面は、ホーム画面レイアウトのペイロードを用いて、アイコンの位置を明示的にレイアウトしています。
マルチユーザ・マルチ言語と設定
| マルチユーザですから、当然管理対象Apple ID を指定した最初に、言語、国などが選択できます。 設定画面を見てみると、機内モード、モバイルデータ通信、インターネット共有などが消えていますが、機内モードはコントロールセンターから設定可能です。「通知」項目が丸々無いのも興味深いですね。通知ペイロードを設定して共通の通知設定をしろということなんでしょうか。「設定>一般」にあるリセット、プロファイル、ストレージ、Appのバックグラウンド更新、認証情報等は丸々消えています。また、JamfPro から機能制限で「アカウントの設定変更を許可」を禁止にしてもしなくてもアカウントの追加はユーザ側ではできません。 |