iPhone に盗難保護機能が付加される iOS 17.3 と iPadOS 17.3 リリース
iOS 17.0.x のデバイスはMDMと疎通がとれなくなるバグがあったりして、デバイスそのものがマシンラーニングし出すと、意図しない動作をしたりするのも致し方なしなのかもしれませんが、MDM製品を販売している側からしますとなかなか辛いAI時代と言えます。
全てのハードウェアがそうなのですが、スマートフォンも時計も自律的に考えて自律的に動く時代になったのは、MDM管理手法が宣言型デバイス管理に移行しつつあるにも象徴されていますね。
そのほか、セキュリティアップデートとして以下のOSもリリースされておりますので、なるべくアップデートをお願いいたします。
- iOS 16.7.5 and iPadOS 16.7.5
・・・ iPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone X, iPad 第5世代,iPad Pro 9.7-inch, iPad Pro 12.9-inch 第一世代 - iOS 15.8.1 and iPadOS 15.8.1
・・・iPhone 6s (全モデル), iPhone 7 (全モデル), iPhone SE 第一世代, iPad Air 2, iPad mini 第4世代,iPod touch 第7世代 - watchOS 10.3
- macOS Monterey 12.7.3
iPhoneに付加される盗難防止機能とは?
このスイッチをONにすると、デバイスが盗難された場合に重要な変更を悪意のある第三者が行えないよう保護する機能が働くようになります。2要素認証設定された Apple ID が設定されていることが必要になります。
この保護機能にちょこちょこ登場する「自宅や職場などのiPhoneを使い慣れた場所」という記載ですが、自宅でやっても「iPhoneがよく知っている場所にない」と言われてしまってショックでしたが、そのうち学習していくのでしょうか・・・そう信じて1時間待ってみることにしますw
「盗難デバイス保護機能」のMDM関連
- MDMへの手動登録
- Exchangeアカウントの追加
- 構成プロファイルの手動インストール
「盗難デバイス保護機能」の生体認証強制
- キーチェーンに保存されたパスワードまたはパスキーを使用する
- Safari に保存されている支払い方法を使用する (自動入力)
- 紛失モードをオフにする
- ”すべてのコンテンツと設定を消去” の実行
- 新しい Apple Card を申し込む
- Apple Card の仮想カード番号を表示する
- Wallet で特定の Apple Cash および Savings アクションを実行します (例: Apple Cash または Savings の送金)。
- iPhone を使用して新しいデバイスをセットアップします (クイック スタートなど)
「盗難デバイス保護機能」の強制遅延措置
- 盗難デバイス保護をオフにする
- Apple IDのパスワードを変更する
- Apple ID からサインアウトする
- Apple ID アカウントのセキュリティ設定を更新します (信頼できるデバイス、回復キー、回復連絡先の追加または削除など)
- Face ID または Touch ID の追加または削除
- iPhoneのパスコードを変更する
- すべての設定をリセット
- 「探す」をオフにする