iPhone の機能制限パスワードを忘れたら
たかが4桁、されど4桁という地獄に突き落とされるのです。
私の場合はテストで設定するだけですから大抵はパスワードは1234なのですが、ある日1234を打っても間違いだと言われ続けます。あれ??んなはずは・・と思った時にはもう後の祭りで、思いつく限りの4桁を打っても赤いアラートが出続けます。しまいに1時間おきにしか打てなくなるので、打った4桁をメモに書いて行くも、いつまでたっても正解に行き着きません。
色々と解決策を探っていくと、
- iPhoneをバックアップ
- とあるツールでバックデータの機能制限パスワードが入ったファイルを削除
- 削除したバックアップデータを復元
- iPhoneをバックアップ
- とあるツールでバックデータの機能制限パスワードが入ったファイルの中を参照
- そこに入ったハッシュ値をもとにパスワードを逆サーチ
というわけで、iPhoneのバックアップに取り掛かります。しかしまたここで行き詰まります。私のiPhoneは256G。ほぼメモリはパンク寸前で、どのPCを探しても256Gもストレージが空いているPCがありません。そこで自宅のNASをつないで、iTunesのバックアップをそこに・・・と思ったら、これまたiTunesはそう簡単にバックアップフォルダーを移せない仕様。ぬぐぐ。macOS の terminal を開いて ln コマンドなんぞをガシガシ打って、なんとか iTunesのバックアップ先をNASに向けることに成功します。
一晩バックアップし続けて、ようやっとiPhoneのバックアップが完成します。バックアップデータを閲覧するための macOS 用の iMazing というツールを使ってバックアップデータの中を漁ります。
HomeDomain/Library/Preferences に入っている、com.apple.restrictionspassword.plist というファイルの中身を参照します。RestrictionsPasswordKey の値と、RestrictionsPasswordSalt の値を次のサイトにコピペして、start searching ボタンを押します。ほどなくすると、あなたのパスワードはこれですよというダイアログが出て終了です。
iOS Restrictions Passcode Cracker
http://ios7hash.derson.us/
もし同じ事でお困りの方がいらっしゃったら、ご自身の責任でどうぞお試しあれ!ちなみに私の見つかったパスワードはなんと「1236」。なんでやねん・・・涙